プリンタニア・ニッポン 六話 感想など
おはようございます。
本日も元気にプリンタニア・ニッポンの感想などをブログに書いていきます。
今日は六話です。
簡単なあらすじ
すあまの様子がおかしいので、佐藤が遠野さんに見せに行くお話
朝から様子がおかしいすあま
弾力性が低いので(プリンタニアはストレスを感じると硬化する)心配した佐藤は、プリンタニアの専門機関(ニューチノー社跡地、遠野さんがいるところ)にいきます。
遠野さんに見せても原因がわからないので、評議会から治療虫の配布許可をもらうため、飼育環境調査を受けるわけですが・・・。
まずね。飼育環境調査とは?とか治療に評議会の許可?とかあるんだけどね。まず言わせて。
遠野さんの「評議会はあなたの側に」っていうセリフがめちゃめちゃかっこいい!!
何このSF感。これまた遠野さんがいうからかっこよさ倍増なんですよね。
評議会は人類にとって厳しい(不快な)質問とかしてくるわけですが、それは決して嫌がらせのつもりではなく、あなたがより良く生きるためにやってるんですよ、と私は受け取りました。
そう、評議会はあなたの味方。え、BIG Cat is watching you ってそういうこと?
で、飼育環境調査ですよ。
なんだかやばそうなメカに座って質疑応答。
めちゃめちゃ監視されてる感、しんどいですねこれ。
隠し事しても無駄ですよっていうのがひしひしと伝わってきます。
これ、この世界では普通によく使うシステムなんでしょうか。
佐藤も部屋に通されて特に疑問も持たずに使っていますよね。
いろんな場面で使うのかな。物凄く精神に負担がかかりそうで嫌だな〜。
さて、ここで佐藤が「飼育の動機の説明」として「他種との共生項目において自分の評価を上げるため」と答えています。
これを聞くに、この世界がいかに「評価ありき」なのかわかります。
ペットを飼うことすら評価を気にしてだと思うと、ちょっと悲しい。
この動物が好きだから、とか、この子と一緒に暮らしたいとか、もっとこう、「気持ち」に沿った結果じゃないんですね。
ただこの後、佐藤は「評価が下がるなら飼育を放棄するか」という問いにNOと答えています。
これはもう佐藤がすあまのことを「評価のためのもの」から「大切な存在」になった、と考えても良いのではないでしょうか。
この世界に「家族」というものが存在するかわかりませんが、それに近いのかな。
損得はないけど大切なもの、って何か良いですよね・・・。愛・・・。
次は治療虫の話です。
私、この治療虫の見た目と名前が大好きなんですよ。
いかにも!っぽくないですか?
この不快感が伴うところもまた良き。
佐藤の発言から(ムズムズするなど)、治療虫は人間にも使うのではないか、と推測します。
結構でかいですよねこれ。すあまちゃんが使ってたやつは痛いみたいですけど、人間用のはもう少し痛みが少なくならないのかな。
だって、くっつけておくだけで病気の原因がわかり、それに適した薬を調合してくれるなら、細い針で痛みを軽減くらいどうってことないと思うのですが。
謎の体調不良に悩まされることの多い身としては、切実に治療虫欲しいです。
最後、佐藤の膝に乗りたがるすあまちゃんは可愛かったですね。
体調不良の時はなんとなく心細くて、誰かにそばにいて欲しい。それはプリンタニアも同じようです。
言葉がなくてもすあまちゃんの気持ちに気づけるようになった佐藤の成長にも、つい涙が・・・。
体調不良の原因もわかったことで、新たな課題「すあまの食べ物問題」に進むわけです。
仲良くなってきた二人なら、きっとすぐ解決すると信じて。
七話に続きます。