わきあがる気持ち置き場

雑多ブログ。日記や商品レビューなど。

四月三十日 読書週間

連休中は本をたくさん読もうと決めました。
だいぶ積読があるんですよね。。。つい買ってしまいます。
積読があるくせに、欲しい本リストはどんどん長くなり、それとは別でふらっと立ち寄った本屋で一目惚れ買いしちゃうこともあり…めちゃくちゃです。
とりあえずこの連休は、本を買わないようにして、積読タワーを崩します。

手始めに、今日は二冊読破しました。
おーなり由子さん「てのひら童話」(さよならの魚)
よしもとばななさん「ハゴロモ
どちらもとてもよかったです。
特に「てのひら童話」はすごく気に入りました。今は図書館で借りているのですが、自分でも買いたくなっています。しかもこれは三部作らしく、他の二作も気になって仕方ない!
短編集なので、物語の続きというわけではないのですが、このあたたかなタッチの絵と、しんみり切ないお話が心に沁みて、もっと読みたいのです。
悲しいお話ばかりじゃないのに、読んでいると体の奥底の、涙であることもすっかり忘れられた水が急に湧き上がってくるような感じがして、気づけばぼろぼろ泣いていました。
嫌な泣きかたでも、悲しくって泣くわけでもなく、なんだか自分でもよくわからない涙です。
新しい本でもないので入手するのが難しそうですが、見かけたら手元におきたいです。

ハゴロモ」は、読み進めるまで気づかなかったのですが、昔に読んだことがありました。
ラーメンのくだりで思い出しました。ここに出てくるラーメンが本当に美味しそうで、つられて昼食はサッポロ一番みそラーメンにしました。おいしかったです。
少しスピリチュアルな話なのですが、いやらしい感じはせず、しかし喉が苦しくなるような感情に飲まれそうになりながらも読み終えることができました。
よしもとばななさんの文章がとても好きです。澄んでいて、雰囲気のある文章。
彼女の作品にはまって、そればっかり読んでいたことを思い出しました。手元に残っている本は少ないのですが、また時間を見つけて読み返していきたいです。

ところで、おーなり由子さんもよしもとばななさんも、作者を知るきっかけになったのは、さくらももこさんのエッセイでした。
エッセイに出てくるお二人はとても魅力的で、どんな作品を書くのだろうと気になっていました。読んだら「やっぱり好きな感じだ!」と嬉しくなったのでした。
こうやって好きなものが広がっていくのは良いですね。

 

久しぶりにお天気がいいので、この後はお外で遊んできます〜!
動かないと人間までカビが生えちゃいそうです!(お風呂場のカビから目を背けながら)